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カテゴリ:浅野さんのモカ( 9 )


2017年 11月 29日

浅野さんのモカ その10 告白

平成29年10月29日 青森ローストマスターチャレンジトークフォーラム「エチオピアの今と未来」が無事に開催された
同時開催の野外イベント「八甲田秋まつり」特設コーヒーブースでは北海道、東北のインディーズロースター8軒が出店し会場を盛りあげた

我々のブースでは浅野さんと一緒にエチオピア アラカのウォッシュド、サンドライナチュラル飲み比べセットを用意し2日で500人以上のお客様にご利用頂いた

スッキリとしたウォッシュド、芳香な香りとイチゴのようなナチュラル、同じ豆でもプロセスによってこんなに違うモノかとの反応が多く大きな手ごたえを感じた

そしてフォーラム本番の室内会場では限定100名の予定に対し、定員オーバーの120名ものお客様がご来場下さった
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あの日から既に1月経った今も尚、私の頭の中は様々な感情と、溢れる複雑な情報で消化不足が続いている
そんな中、エチオピアの首都アディスアベバに戻った浅野さんから1通のメールが届いた

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内容は今日までアディスアベバのMETAD本社のオフィスで、明日からはALAKAのあるハンベラまで2日間の移動だそうだ
これから1月半ばまではネットもつながらない山の中での収穫、精製の農作業に入るらしい

浅野さんからのメールは日本での私どものと約束に対し、大幅な変更が生じてしまったことの報告だった
その変更とは、浅野さんが青森の会場で約束したMETAD社とのダイレクトトレードをハンドリングするMETAD Japanの創設

本来はこれから収穫精製する2017-2018CROPの輸入販売を目指すはずだったのだが、それを一旦白紙の状態にせざる負えない大きな変更らしい
その内容はAman氏からのミッションを優先することとは言っても決して後ろ向きな変更ではなく逆に素晴らしい前向きで壮大なプロジェクトだった
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私が浅野さんに提案した日本でのMETAD社直営のファクトリーカフェを中心としたアンテナショップ作り
そのレベルの数十倍も大きな規模のドライミル、ローストファクトリー、ラボラトリー、オフィス、カフェ、各種テナント

全ての機能を兼ね備えたの機能を合わせたエチオピアでのMETAD本社ビルディングを10,200㎡の敷地に建設するプロジェクトである

つい数か月前に浅野さん事を「エチオピアに住みたいだけのタダの農園の人」と紹介されたことがあった
当初、その意識は確かに浅野さん自身も持っていたのだが、今ではMETAD社の新規プロジェクトを任される重要なブレーンとなった

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浅野さんのエチオピアでの活躍、そして一時先送りとなったが近い将来実現するであろうMETADJapanの設立
ここまでの流れは浅野さんの成功物語のようだと思われるが…

実際に私自身も青森でのコーヒーフォーラムの台本を作成し、浅野さんを迎えた当日まで男気溢れるエチオピアでの武勇伝を期待していた
しかし、その期待は開始10数分で大きく裏切られた

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当日の司会進行役として私は開会のあいさつの後、セッション1「浅野さんか語るエチオピアの今」のゲスト講師として彼を紹介した
簡単なプロフィールと私が聞いた範囲での今までの経過を話し、最初の質問として私が彼に抱え続けていた最大の疑問をぶつけた

「そもそも、何でエチオピアに移住されたんですか?」
妻とは離婚?子供には父親は死んだと思えと別離?先祖代々のお墓も整理し国籍も移した?

きっと我々の理解できない強い意志、信念を持って生涯を賭けた取組みをされて来たんだろうとの期待を込めて聞いた彼の答えが
「ただ、のたれ死にする場所を求めて…」???

そして「ここからは木村さんにもまだ、お話ししたことのない事なんですが…」
「実は喉頭ガンステージ4で既に細胞転移してたんです」

その宣告を受け様々な事を考え悩み苦しんだ結果として、人生でお世話になったコーヒーに何かお返しがしたい

「おいしいコーヒーの真実」という映画で感じたやり場のない怒りの感情をぶつけ身を粉にして残りの命を削る覚悟だったんです


ところがエチオピアで浅野さんの身に奇跡が起きた

毎日エチオピアの主食インジェラと言うイネ科穀物の粉を発酵させクレープのように焼いたものを食べ続け、寝食を忘れてコーヒー生産者と汗を流す毎日を続けていたら、どんどん元気になってきたそうだ


そこで一時帰国しかかりつけの医師に診察したもらったら「浅野さん癌細胞が消えてます!」
にわかには信じられないが、癌細胞が石灰化して壊死しているらしい


そうです、彼はエチオピアを救おうとしているのではなく逆にエチオピアに救われたんです

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そこから先の事は正直、よく覚えていません
私は司会進行の台本も忘れて、ただ彼の横に座って彼の話を聞いているのが精一杯だった

浅野さんの告白と体験はご来場者の心に深く染み渡っていた

まだまとめ切れてはいないが、ご参加頂いた多くの方々のアンケートに感動、感激、感謝の文字が溢れていた


浅野さんが今シーズン輸入したアラカの生豆はウォッシュドを少し残すだけで、ナチュラルは完全にソールドアウト
我々のリクエストで貴重なエチオピアの在庫150袋を緊急輸入するものの、実際の販路拡大は来シーズンまで持ち越しとなる


つまり、彼は自身の体験や告白をビジネスに利用しなかったのだ
あくまでも品質と適正な価格を提示しながら、正直に真摯にコーヒーの魅力を伝え広めることに徹した

そして日本での一連のプロモーションを終え11月にエチオピアに帰国する直前の青森でのフォーラムで
彼はエチオピアへの、日本で出会ったインディーズロースターへの、METAD社のBossビジネスの巨人Aman氏への

大きな感謝の気持ちを込めて、今までの思いの丈を告白した


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そして我々は、同志として兄弟として深い絆を繋いだ

来年も、再来年も、5年、10年、100年と続くサスティナブルコーヒーの絆
サードウエーブの先になる次世代コーヒーの姿が、おぼろげに見えて来た

ビジネスを超えた人と人のつながり
地球を取り巻く生産者と消費者の共生と共栄

顔の見えるコーヒーづくり…

まだ輪郭はハッキリしないが、浅野さんと我々の手で模索すべき大きなテーマだと思う


この物語は、まだ始まったばかり

いや、まだアイドリング状態なのかもしれない


私は昨日、エチオピアの奥地ハンベラに2日間移動し約2ヵ月音信不通となる浅野さんにMETADJapan創設の延期に対する了承をメール返信し、エチオピアでのプロジェクトを祝福した

彼からの返信は

ありがとうございます!!やはり木村さんはわかってくれる方だと思っていました」

そして
「行ってきます!インパクトドライバと大量のビスを持って!!」

彼はまた、初心に帰り数ヶ月間「エチオピアの農園の人」となって生産者達のと絆を繋ぎ深めるのだろう
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浅野さんが参加するエチオピアでの新プロジェクトは
ドライミル、ローストファクトリー、ラボラトリー、オフィス、カフェ、各種テナント全ての機能を兼ね備えたの機能を合わせたエチオピアでのMETAD本社ビルディングの建設

完成したら必ず見に行って、METADJapanの展開に繋がる夢を一緒に語り合いたいと思う

日本のインディーズロースターも欧米のようにダイレクトトレードが主流の時代になるのか?

その可能性の小さな風穴を、我々の手で一緒に空けて行きたい 
















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by coffeecolors | 2017-11-29 11:47 | 浅野さんのモカ
2017年 09月 06日

浅野さんのモカ その9 ウォッシュドとナチュラルの違い

METAD社が今年、日本に輸出したALAKAの生豆は2種類
Sundry(ナチュラルプロセス)とWashed(ウォッシュドプロセス)の2種類

果実であるコーヒーチェリーの果肉を付けたまま干ブドウのように乾燥させるのがSundry(ナチュラルプロセス)

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ナチュラルの香味特徴は、果肉が乾燥し凝縮することで独特のアロマやフレーバーが強くなり、より複雑で個性的な味わいとなります
ALAKAのナチュラルは日本酒の大吟醸に見られる吟醸香、イチゴのような甘味と酸味かありスムージーなクリーンカップが魅力です





果肉を剥き取り水で洗い流し白い種の状態で乾燥させるのがWashed(ウォッシュドプロセス)

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ウォッシュドは文字通り水洗、果肉を剥き発酵槽でヌメリを完全に取り除き水で洗い流して白い種の状態にします
このことで乾燥工程が短縮し、より安定した高品質の生豆となります

香味特徴はスッキリとしたクリアーな口当たりとチョコのようなコク、爽やかなピーチやアプリコットのような甘味と柔らかな酸味が魅力です

ナチュラルの複雑な魅力がクラフト系の地ビールだとすると、ウォッシュドのスッキリとした透明感はアサヒスパ―ドライって感じですね

コーヒーカラーズの目指すコーヒーはクリアースムージーな第一印象が基本なので、定番品やブレンド配合の主力品としてはウォッシュドを採用しています

逆に個性的なストレートとしてお勧めするのは、やっぱりSundry(ナチュラル)ですね

コーヒーがフルーツであること、良質の果実を丁寧に乾燥精製している成果が見事に表現されていること

何よりモカの概念を大きく変える綺麗なフレーバーは、エチオピアコーヒーの明るい未来に向けた一筋の光のような気がします

安定した魅力のウォッシュド、サプライズな感動のナチュラル

この2種の飲み比べイベントを10月7日青森市昭和通り商店街で開催の「青森コーヒーフェスティバル」でご提供させて頂きます

そして10月28日29日の2日間は青森市ねぶたの家ワラッセ広場で開催の「青森秋のパン祭り&コーヒー祭り(仮称)」にて

更に、29日の野外イベント終了後にワラッセ室内会場にて「エチオピアコーヒーの今と未来」と題し浅野さんをゲストにトークフォーラムを企画しています

当日は北海道、東北の独立系インディーズロースター達が集結し野外でのコーヒー販売

そして青函発コスタリカプロジェクトのパートナー田中桜子社長も駆けつけコーヒーのアグリカルチャーについて熱いセッションが実現します

皆様も是非、ご一緒にエチオピアコーヒーの新しい可能性を、晩秋の北国青森から熱く発信しましょう!





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by coffeecolors | 2017-09-06 18:39 | 浅野さんのモカ
2017年 09月 05日

浅野さんのモカ その8 エチオピアコーヒーの新たなビジョン

浅野さんのモカの品質は確かに他のエチオピア産コーヒーを凌駕する素晴らしいモノだ

その実力はSCAAのQグレーダーが90点以上のスコアーを付けるほどの正真正銘のトップオブトップ

しかし、いくら高品質の生豆でも消費地の市場や嗜好に合わせた適切な焙煎加工、確実な鮮度管理がなければタダの高額な加工品となってしまう

実際にハワイのお土産で頂く驚くほど高額なハワイコナでも中味は豆が酸化しきっていたり、既に粉に挽かれて残念な状態でお土産として流通している

コーヒーに限らず食品、飲料品、農水畜産加工品全体の食の分野で本物本質を追及すれば詰まるところが

素材の品質、適切な技術、徹底した鮮度、そして安全安心への配慮が求められる

そして消費者がこの本物本質を確実に認識できる方法が「作り手の顔の見える」可視化、それが信用信頼となりブランドとして認知される

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それがマーケティングの川上である素材の産地、中流の輸出入保管業者、川下の焙煎加工提供者、全ての工程でベストが尽くされたモノ
明確なトレーサビリティーこそがスペシャルティーコーヒーの大事な概念の1つである

私が浅野さんを通してMETAD社のAman氏に伝えたかったこと、1次産業の2次化3次化そして6次化への展開

それって、浅野さんが託されたエチオピアでの焙煎加工製品の輸出販売のことじゃないの?

いやいや、そこから先がエチオピアと日本をつなぐ新たな価値の創造、コーヒー屋の出来る最大の価値の付加の見せ所

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少し古い画像だが、今は無きコーヒーカラーズ青森ベイブリッジ店兼工房

この店はコーヒーのアグリカルチャーから焙煎加工、抽出提供のカフカルチャーを意識したファクトリーカフェとして2014年まで営業した

もし、浅野さんが日本でMETAD直営のファクリーカフェを運営したらどうだろう?

浅野さんは日本の大手カフェチェーンで新規開店担当として様々な業種の店舗を何十件も手掛けた新規オープンのプロ中のプロ

更に大阪でアサノ珈琲を設立しスペシャルティーコーヒー「FARMER」の運営と農産物の自然栽培研究でご自身の足元を深耕して来られた

日本でのファクリーカフェを作り成功させるには彼のキャリアと立場は特別なポジションにあると考えた

日本の市場にMETADのスタッフが焙煎ファクトリーを稼働させ、焙煎豆を販売したり、カップの抽出提供したり出来たら、その付加価値は全てMETADのモノとなりエチオピアにフィードバックされる

自社の生豆を自社で商品化することは自ずと最良のパフォーマンスを目指す大きなモチベーションとなるだろう

全ての工程を可視化する、全ての工程でベストを尽くす、最高のトレーサビリティーを実現した日本の直営アンテナショップ

ここが起点となり生豆の卸先へのカッピング、スタッフトレーニング等の研修、エチオピアの食や文化の発信基地として役割を持ち
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将来的には東京、大阪、名古屋、札幌と主要都市に展開する

METAD JAPANの創設が私の提案だった

多分、その前から浅野さんの想いの中にはこの提案の「芽」は既にあったのだろう

「私どもMETADの進む道が少し見えたような気がします」

そう言い残して浅野さんは東北の地を離れ、関西方面に向かった

次は10月、青森での再開を約束して...

続いて、その6 ウォッシュド、ナチュラル、精製プロセスの違いについて






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by coffeecolors | 2017-09-05 13:19 | 浅野さんのモカ
2017年 09月 04日

浅野さんのモカ その7 METADからのミッションとは

最高品質の生豆を日本市場に売り込む、エチオピアの農業開発企業としては当然の仕事ですが

浅野さんが我々の焙煎豆やオリジナルドリップパックコーヒー、リキッドアイスコーヒーの開発品を見ながら

エチオピアで焙煎したコーヒーを日本で売ることは可能でしょうか? と切り出した

つまりエチオピアの生産者が焙煎加工した焙煎豆や加工品を、エチオピアブランドとして日本で販売出来ないか?

一次産業の2次化、3次化による川上川下の付加価値の確保である

その時点で私は、ある体験を思い出した

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それは前職のバイヤー時代に訪れたスリランカの紅茶メーカーディルマ社フェルナンド会長の取組み

紅茶輸出量世界第一位のスリランカはセイロンティーとして、高品質紅茶の世界有数の産地としても有名ですが

収穫、加工精製された荒茶のほとんどは原料茶葉としてフランスやイギリスなどに渡り、海外で2次加工されブランドとして消費地に渡ります
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皆様ご存知の何百年も続く超有名ブランドの紅茶ですが、多くの利益がブランドを持つヨーロッパの国々へ

当時、海外でブレンダーとして仕事をしていたフェルナンド会長は、このままではいつまでたってもスリランカの生産者は豊かになれないとの危機感から故郷スリランカで紅茶メーカーを設立しました

栽培地で収穫された茶葉は数日で紅茶にされますが、原料茶葉とし輸出され製品となって消費者に届くまでに通常で2年もかかるそうです
世界的な大手ブランドは世界中の紅茶を大量に集めブレンドや2次加工をすることで安定供給の責任を果たしています

しかし、その産業構造が出来たのは植民地時代、つまり大きな格差が当たり前の時代に作られ続く搾取的なモノであることは否めません

そこでフェルナンド会長が取組んだことがマーケティングの川上から川下の出来るだけ多くの領域を自国で行うことによる利益配分の確保です
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生産国から消費国へ「作り手の顔の見える」トレーサビリティー、生産者の生活、自然環境を守り持続継続を目指すサスティナビリティー
なによりも収穫から製品化、出荷までが数ヶ月で実現したことによる圧倒的な品質と鮮度の向上

そのブランド化は大成功し、世界初の産直紅茶として急速にシェアと伸ばしディルマ社の急成長を実現しました
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私は、きっとAman氏もエチオピアの農業のために同じようなことを考えてるんだろうと直感した

しかし日本、いや世界のコーヒー産業はここ20年ほどでスペシャルティーコーヒーの普及によるサードウエーブという大きな変化が起きている
紅茶とコーヒーの決定的な違いは最終加工からの鮮度維持、つまり経時変化の違いにあると思う

ここから先は紅茶や中国茶の専門家のご意見も聞かなければならないと思うが、敢えて私の持論で進めさせて頂きたい

お茶の最終加工は既に栽培地で行わるのに対し、コーヒーの生豆は農産物の素材まだ穀物の状態
解りやすく言えばお米で言うと生豆は脱殻精製した精米の状態、焙煎豆は炊きあがったご飯と言えるでしょう

高品質のコーヒーを求めるユーザーにとって、その素材が誰がいつ、どのような状態で焙煎したものか?
つまり焙煎加工技術と鮮度について敏感になるのは当然の事だと思う

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特に日本は戦後から2度、3度と自家焙煎ブームが起こり、既に焙煎したての鮮度が良いコーヒーの一番の条件として浸透しています
それを追うように高品質コーヒーのブームが到来してので、いくら素晴らしい生豆でも現地で焙煎されたモノは全く評価されないと考えます

私は少し厳しい意見だとは思ったが、敢えてエチオピアでの焙煎加工品の輸出入事業には可能性が無いとの結論を浅野さんに伝えた上で、浅野さんを通してMETAD社のAman氏に向けてある提案をしました

それはエチオピアのアグリカルチャーを正しく伝え、尚且つ川上から川下の最大限の付加価値をMETAD社がコントロールできる

そして浅野さんのキャリアと立場でなければ実現出来ない「最善の策」だと考えました

その「最善の策」エチオピアのコーヒーの将来、2次化、3次化、そして6次化と続く我々の夢のプランについては後ほど












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by coffeecolors | 2017-09-04 18:38 | 浅野さんのモカ
2017年 09月 01日

エチオピアコーヒーの今 その5 コーヒーの品質とは

皆さんはモカの味について、どんな印象をお持ちでしょうか?

私は14歳の頃からコーヒーを淹れるようになり、18歳で高校卒業と同時にコーヒーメーカに勤務しました

そこで毎朝、朝礼後のミーティングで出されるコーヒーが何なのかを当てなきゃならないんですが…

その時まだ時代は1980年代半ばコーヒーの表記や等級は生産国の輸出基準でした

ブラジルサントス#2  コロンビアスプレモ  グアテマラSHB  モカハラー  キリマン etc.

コレが日本に入る最高基準のコーヒーとの説明を受けて今日のコーヒーを当てっこするんです

その頃でもブラジルとモカは結構わかりました

今考えると他のコーヒーは全てウォッシュド(水洗処理)雑味の無い綺麗カップなので微妙な酸味特性やフレーバーの違いの判別が必要だったんです

しかしブラジルとモカはナチュラルで品質や精製にもバラツキはありましたが新入社員の私でも確実な個性を見つけることが出来ました

その時感じたモカのフレーバーとは、よく言えば花のような、焼きたてのパンのような魅力的なフレーバー

でも悪く言えば味噌や醤油のような、ぬか漬けのような、もっと言えば納豆のような…

その後も高額なイエメン産モカマタリやイルガチャフのナチュラルが入手できるようになっても私の印象の中には「発酵臭」

つまりダメージを受けたコーヒーの果肉の異臭を感じてしまうんです

その事を明確に認識できたのが初めて訪れたグアテマラアンティグアのウォッシュドミルでした
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ここで外された果肉の粘液質の混じったカスカラの山の匂い、ギンバエが飛んで集まる独特の発酵臭は正にあの苦手なモカフレーバー

モカファンがこよなく愛し珍重するフレーバーですが、正直に言うと痛んで発酵しかけたチェリーの臭みだと思っていたんです

でも、そんなことを少しでも口にしようものなら大変なことになりそうな空気だったので実は長い間心の中で封印し続けていたんです

その後、数年してから日本に上陸したのが水洗のモカイルガチャフィー、モカの概念を変えるスッキリとクリアーで雑味の無い酸味と甘み

1990年代に入りこのコーヒーは一気に人気を博し新しいモカの香味として日本に定着したんです

その後、ポジティブリストの輸入禁止、ECX制によるトレース問題等を経てイルガチャフィーはコモディティーコーヒーの代表格として定着しました

この時点で私はエチオピア産コーヒーに過度の期待を持つことを止め、人気のアイテムの1つとして割り切って店頭のラインナップに並べていたんです

ある先輩ロースターが言っていた「わがままで想うようにならないが、代えがたい魅力を持つ気難しい女王様」

正にこの言葉通り気を使いストレスのたまるめんどくさい豆でした

浅野さんが初めてご来店された時も、私はイルガチャフィーをお出しして心の中でエチオピアってこんな感じでしょう?

小さく心の中でつぶやいていたんですが、彼と話をするうちに少しずつ手ごたえを感じた私はついに禁断の言葉

「エチオピアのチェリーって腐ってますよね」思い切ってこんな疑問をぶつけてみたのです

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その時、浅野さんの返事が「はい、確実に傷んでいると思います」だった

あの有名なイルガチャフィーと言っても実態は22もの農協の集合体なんです

その精製ステーションに集積するチェリーを収穫する小規模農家は2万人以上

フォレスト(原野)ガーデン(庭先)から集めた自生のコーヒーチェリーはザックリしたエリアごとに混ぜられ㎏たった20円位で買取られます

このような環境で完熟した良いコーヒーだけを厳選して大事に取扱うようなモチベーションはないと思います

出来るだけ短時間に多くの豆を集め㎏を稼ぐためには収穫も集積も粗末になるのは当たり前です

その後の乾燥精製も同じで作り手の顔が見えない、自分の仕事として評価されない作業に手間や情熱を注ぐことは残念ながら期待できません

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浅野さんの務めるMETAD社が管理するグジはシダモ県にありイルガチャフィーの近く

そこにあるハンベラエリアにあるアラカでは厳選された品種だけを大事に収穫

更に丁寧に乾燥精製することで発酵臭の無い綺麗なコーヒーを作っています

ご来店時のサンプル依頼から数日後に届いた浅野さんのモカ、特にナチュラルをテイスティングした時、正直言って衝撃が走りました

花のような甘く芳香なフレーバー、爽やかな果汁のようなジューシーな酸味

その中には発酵、腐敗のような私の苦手な味も香りも全くありませんでした

完熟チェリーを新鮮なまま乾燥させ、そのままで食べられるレベルのドライフルーツに仕上げるような丁寧な仕事

SCAAカッピングで90点越えのトップオブトップを叩き出した完全シングルオリジン

それが浅野さんのモカの圧倒的な品質の秘密なんです

その6は、浅野さんが務めるMETAD社について





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by coffeecolors | 2017-09-01 15:42 | 浅野さんのモカ
2017年 08月 31日

エチオピアコーヒーの今 その4 浅野さんってどんな人?

浅野さんのモカ っていつも勝手に言ってますが…

ここで一度、浅野さんについてちゃんとお伝えしたいと思います

浅野 文章(アサノフミアキ)氏

彼のことを初めて知ったのは、実はついこの間6月下旬なんです

昨年からエチオピアに移住し4か月間コーヒーの収穫、精製、出荷の全工程をチェックしたそうです

そしてSCAA公認のQグレーダーによるカッピングスコアー90点以上を叩き出す素晴らしいシングルオリジンが出来たので

日本のロースターにも紹介したいとのことでした

いきなりのエチオピアからの直接オファーだったので興味半分、怪しさ半分

その時点では正直にいうと大きな期待はしていませんでした

そのメールの事も忘れかけていた7月上旬、大柄で長髪を後ろでまとめた仙人のような風貌の髭の男性が来店され

応対したスタッフが困惑気味の表情で「エチオピアからコーヒーをご案内に来たそうで…」

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一見、なんかヤバいモノでも売りに来たような雰囲気でしたが、コーヒーの話を始めた途端言葉に熱が入り始めました

最初は15分くらいの面談でサンプルの依頼をして帰っていただこうと軽い気持ちでモカイルガチャフィーを淹れてお出ししましたが

次から次へと飛び出す興味深い話に、すっかりと意気投合し気が付けば2人で3時間近くも話し込んでしまいました

エチオピアの農業のこと、日本のポジティブリストのこと、ECX制のこと、そしてエチオピアコーヒーの未来のこと

この時点では浅野さんのコーヒーを見たこともテイスティングしたことも無かったのですが

彼の作る完全シングルオリジンのエチオピアモカ、真のスペシャルティーコーヒーというモノを是非飲んでみたいと思いました

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浅野さんは高校卒業と同時に敬愛する空手の先生に師事するため単身四国に渡りホテルで調理の仕事に出会いました

その後20代の大半をバックパッカーとして過ごし、30代で日本の大手カフェチェーンに勤務し数多くの新規開店を担当しました

そして39歳の時、大阪でアサノ珈琲を設立しスペシャルティーコーヒー「FARMER」の運営と農産物の自然栽培研究を始めたそうです

エチオピアのコーヒーに関心を持つキッカケは「美味しいコーヒーの真実」という映画との出会いでした

ここで知ったコーヒー業界の現状、エチオピアコーヒーの小規模農家が手にすることの出来る金額は消費金額の何と0.9%という事実
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コーヒー農家1~3% 輸出業者7% 生産国のアグリカルチャーで手に出来る全体でもたった10%

残りの90%もが輸入国で付加される輸入、販売、焙煎、抽出、提供で付加されるカフェカルチャーの価値

世界の最貧国と言われるエチオピアですがコーヒーに携わるモノとして、この利益配分については衝撃を受ける事実です

ここで心を痛め、自分に何か出来ないかと想いを巡らすまでは普通に誰もがヤルのですが…

彼の凄い所は、自分が直接エチオピアに乗り込んで、現地の様々なプロたちと一緒になってエチオピアコーヒーを世界一にすることで生産農家の貧困を無くしたい! 

そう決めたら実際に移住して残りの人生を全てエチオピアの為に賭ける、そんな覚悟をもって実行に移してしまう行動力にあると思います

浅野さんが務めるエチオピアのMETAD社 経営最高執行責任者アマンCOO

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浅野さんは当初、METAD社が経営する農園ゲストハウスの管理運営、調理サービスを担当していたそうですが

日本人の得意な改善、管理などが気に入られ農業の分野でも仕事を任せられる機会が増えたそうです

そして今年からはMETAD社の日本市場開拓の担当者として来日し11月まで直接のセールスを回っています

何故、彼がここまでエチオピアに入れ込んでMETAD社のスタッフとしてハンベラ地区まで行ってアラカのスタッフと共に汗を流すのか?

まだ詳しくは聞いていませんが、前回お会いした時にこんな出来事を話してくれました

「仲間のスタッフの小学生のお子さんが車にはねられケガして近くの病院に運び込まれたんですよ」

「立派な施設で優秀なお医者さんも何人もいるんですが肝心の薬や医療器具が全然なくて…」

「何件もたらい回しにされ、とうとう亡くなってしまったそうです」

首都や都会では世界中の支援や税金が溢れているのに、農業しかない田舎の街にまでは何も回ってこないのが現実

何と普段の暮らしでも1人1日1ドルくらいで暮らしているそうです

だから彼は栽培地から生産者の代表として直接日本に乗り込んで、普通は4社も5社も仲介する企業や商社に介さず

我々ロースターとダイレクトの直接取引を目指して来日して来たんです

せっかく付加した価値を少しでも多く生産者に還元して持続継続可能なサスティナブルの循環の輪を日本とエチオピアに巻き起こす

その熱い思いに私は同意し、我々の出来る最大限の支援と協力をしたいと考え

青森を起点に北海道、東北のインディーズロースターのネットワークで10月のイベントを企画しています

明日は肝心の品質、浅野さんのモカの香味の魅力について進めて参ります




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by coffeecolors | 2017-08-31 14:11 | 浅野さんのモカ
2017年 08月 30日

エチオピアコーヒーの今 その3 ECX制度(エチオプア商品取引所)の功罪

ECX制「エチオピア商品取引所」 Ethiopia Commodity Exchange (エチオピア コモディティー エクスチェンジ)

ECXの生みの親はEleni Zaude Gabre-Madhin(元世銀エコノミストのエチオピア人)

彼女はエチオピアの食糧危機や農民の生活向上を目指してこの制度を立ち上げたと言われている

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実際にエチオピアでは同じ食糧危機であっても北部に食糧がなくて人が餓死する一方で、南部では食糧があまっていた

その問題を解決するためには道路インフラの改善や政府が農作物を一元管理することが必要であると彼女は言う

世界の最貧国とまで言われる現状を考えれば、農業に対する国の管理も必要だとは思うのだが…

コーヒーにとってECX制実態は、国内生産量の約96%を占める輸出用コモディティコーヒーを9つの主要生産地

(Yirgachefe、Sidama、Jimma、Harar、Limmu、Kaffa、Tepi、Bebeka、Lekempti)に分けて品質を国が管理することを目指した

具体的に言えば産地内でのブレンドによる品質の平準化で国が品質や価格をコントロールするということ

つまり4%にも満たないスペシャルティコーヒーを流通加速するより96%の一般流通品コーヒー市場を守り価格を上げることが目
だった

しかし、消費国からの反応は厳しくトレーサビリティーの不明確なモノとしてブランドイメージを落胆させる結果となった

しかも栽培地から収穫される小規模農家へのチェリーの引き取り価格は㎏20円程度に固定されたままである

大人が数人がかりで1トン集めても2万円にしかならない

イメージして欲しいコーヒーは農産品であり果実である

春に花が咲き、夏に結実し、秋に収穫をむかえる、つまり1年に1回しか収穫出来ない

という事は、さっきの1トンで2万円を稼いだ家族の収入はコーヒーでの年収という事になる

これでは極貧の生活から脱出することは不可能なのは明らかだ

でも我々が手に出来るECX経由のエチオピアコーヒーの価格はイルカチャフィーで㎏1,200円以上する

じゃあ、だれがどこで搾取しているのか?

あくまでも聞いた話だが、胴元の国=ECXが確実な上前をはねる

取引所の維持、精製所、農協、品質管理部門、各種研究施設を国営で運営するには巨額な費用が掛かるからだ

更に許認可上の利権と癒着で大部分が権力者や資本家に流れているらしい

国の管理とは、国家権力の管理である

ごく一部の富裕層と大多数の貧困層、その構造への根本的な変化を権力者が認める訳がない

しわ寄せは全て弱者に集中するのが現実…


このような状況って、どこかの何かと似ているような気がしませんか?

日本の食管制度、1942年~1995年施行されたお米を対象とした食糧管理制度です

胴元は国、ECXが農協、各産地のブレンド管理が政府備蓄米、政府流通米

真面目な農家が良いお米を家族や親戚、親しい友人にあげたり売ったりすることを縁故米

それ以外は全て、今で言う「魚沼産コシヒカリ」も「晴天の霹靂」も全てがヤミ米として扱われました

浅野さんのモカは単一農園、単一品種のシングルオリジン高品質豆ですが今のエチオピアECX制度下ではヤミ米と同じです

しかし、日本の米が変わったように良いモノは高く、悪いモノは安いという普通の評価

「品質に対して価格を払うシステムの構築」が可能となれば必ず何かが変わります

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子供たちの未来を明るく照らす未来へのビジョン、浅野さんたちが目指し取組む物語の創造

良いコーヒーを作るために真面目に真剣に取組んだ「頑張った人が報われる社会」

私たちが普通と感じる、当たり前のことを当たり前にすることの難しさ

我々ロースターが出来ることで、少しでも力になりたいと考えています


















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by coffeecolors | 2017-08-30 12:53 | 浅野さんのモカ
2017年 08月 29日

エチオピアコーヒーの今 その2 日本のポジティブリスト制度

浅野さんのモカって勝手に言ってますけど、そもそもモカの正確な意味は

エチオピアではなく紅海を挟んだ対岸のアラビア半島イエメンにある昔の貿易港の名前です

元々コーヒーの木はエチオピアの山の中に自生していたのですが、農業として進化したのはイエメンと言われています

コーヒーが持つ覚醒作用を珍重したイスラムの高僧たちが眠気覚ましの秘薬として寺院の裏で栽培し飲用したらしいんです

昔アラブの偉いお坊さんが~ おなじみコーヒールンバの歌い出しの通りですね

そしてイエメンだけでは輸出の量が確保できなくなって原産地のエチオピアまで栽培の手を伸ばしたのが始まりらしいんです

そして15世紀から17世紀にかけてコーヒーはイスラム圏からキリスト圏へと伝わりモカの港は一大貿易港として栄えたそうです

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当時この一帯を支配していたオスマントルコ帝国が紅海を通ってヨーロッパに流れる全てのコーヒーにモカでの納税を義務付けたんです

もはや昔の貿易港の役割を終え漁業と観光の街ですが、今でもエチオピアもイエメンも全てモカ、モカの港から出荷される豆が後にコーヒーと呼ばれるようになりました
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地図をよく見るとエチオピアには海が無いのがわかりますよね

当時エチオピアがコーヒーの豆をヨーロッパに送るためには一度対岸のイエメンのモカの港に集積してモカとして輸出するしかなかったんです

その名残から今でもエチオピア産もイエメン産もモカという名称で国際的に取引されているんです

それではエチオピアコーヒーの特徴は?

香味はスッキリとした爽やかな酸味と甘み、栽培方法は今でもフォレスト(原野)とかガーデン(庭先)での自生がほとんどです

つまり栽培というより野草と同じ自然の恵み、日本の山菜と同じ感覚ですね

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それでも1980年代になってからスペシャルティーコーヒーという概念が広がり始めエチオピアでもシングルオリジンへの取組が少しづつ始まりました

シングルオリジン(単一農園、単一品種)自生する在来種の中から良い品種を選び管理されたエリアで丁寧に栽培するコーヒーの事です

元々の原産国で自生しているくらいの環境ですから管理栽培のポテンシャルが高いのは当然のことです

その中からモカイルガチャフィーというコーヒー界のスターが生まれエチオピアコーヒーは一気に人気の的となりました

私が1990年代後半に初めてイルガチャフィーのウォッシュドをテイステイングした時の感動は今でも忘れられません

しかし、この素晴らしいエチオピアコーヒーがある出来事で3年以上も日本に1粒も輸入されない時期があり

更に、輸入再開後も当時の輝きをなくし輪郭のぼやけた品質のバラつきと雑味を感じさせストレスを感じさせ続けた問題豆となってしまったのです

その出来事とは日本で2006年5月施行されたポジティブリスト制度

残留農薬問題ですが実はコーヒーの豆ではなく一部の麻袋から殺虫剤、防かび剤の成分が極微量検出された結果

2008年~2011年エチオピアモカの輸入は禁止され続けたのです

例えば殺虫剤リンデンの主成分はコーヒー豆には 0.002ppm の基準値が適用されます

しかし、主食の米には 0.3ppm はくさいは1ppm ピーマンは 2ppm

コーヒーは焙煎の工程で全ての揮発性成分が燃焼する上に、熱湯で抽出フィルターリングすることから豆からの摂取成分は更に0.02%まで減少します

ではお米は100倍以上の基準値で100%が炊飯されるので100×100=10,000 何と1万倍ものリスクが認められています

ビーマンに至っては10万倍ということになりますよね

このような不公平な輸入基準を輸出国のエチオピアも欧米からも冷たい視線が注がれ続けました

この出来事と同時期に、いやもしかしたらエチオピアの対抗措置ともいえるかもしれない重大な変化

ECX制 Ethiopia Commodity Exchange (エチオピア コモディティー エクスチェンジ)

直訳すると「エチオピア商品取引所」全てのコーヒーが国営の取引所に集積され管理販売される事態となってしまいました
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このことが与えた影響については浅野さんのコーヒーを語る上で、とても重要なポイントとなりますので

次の投稿でじっくりと書き進めさせて頂きます
















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by coffeecolors | 2017-08-29 13:22 | 浅野さんのモカ
2017年 08月 28日

エチオピアコーヒーの今 その1 浅野さんのモカ始まります

約4年ぶりのブログ投稿です。

ここしばらくはFacebookやTwitterが手っ取り早いと思ってましたが…

やはり本当の事を正確に伝えようと、ついつい文書が長すぎたり

見た目重視でインスタバエの画像ばかり気にしたりで、実は右往左往状態でした

何よりせっかく発信した自分の情報さえも

どんどん新しい情報にトコロテン式に押し出されて忘れてしまうほどです

そんな事を考えていた6月下旬にエチオピアから1通のメールが入りました

送信者は浅野文章氏、エチオピアコーヒーの完全シングルオリジン化

真のサスティナブルコーヒーに生涯をかけエチオピアに移住してしまった熱い漢です

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今回は彼の取組むコーヒーのお話しを、キチンとお伝えしたいと考え

改めて4年ぶりにブログを書こうと思い立ちました

この物語は今、始まったばかりですが、実はあまり時間がありません

11月には新たなハーベストシーズン(収穫期)に入ることから浅野さんが日本に居られるのは残り約3ヵ月

その間に我々の手でエチオピアに大きなお土産を作って、お渡しすることが今回のミッションです

目指すゴールは平成29年10月29日 浅野さんモカ「エチオピアコーヒーの今と未来」(仮称)

日本で最も熱いコーヒーイベントを青森の地で開催します

次は、その2 エチオピアコーヒーに大きな影響を与えた、日本のポジティブリスト制度について考えて見ましょう

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by coffeecolors | 2017-08-28 18:35 | 浅野さんのモカ