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COFFEE COLORS ロースター&バリスタ

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2012年 03月 23日

大地の地球からの贈り物

東ティモールのコーヒーの植物学的な特異性について少々お付き合いください。
まず今現在の東ティモール産コーヒー豆の品種は?

オランダ人が持ち込んだ原種であるティピカ種が自生したものを苗で増やしたりカットバック(剪定)
することで樹勢を取り戻したりしています。

でも、ティモール島はサビ病が蔓延して原種は滅んだはず?・・・そうだ! ハイブリッドティモールだ!

インドネシア人が持ち込んだカネフォラ種ロブスタは病害虫に強く大木となって低地で自生している。
そのロブスターとティピカ種が自然交配することでサビ病や害虫に負けない自然交配でハイブリット化した
新品種が内戦や混乱の中も山間部にひっそりと自生し続け種をつなぎ続けていたんだ!

コーヒー検定の勉強中にカタカナだけ丸暗記した言葉の意味が今頃になってハッキリしました。

更に、このハイブリットティモール種がブルボン種、カトゥーラ種、カツアイ種と交配されてカチモール種となり
コロンビアの主力品種バリエダコロンビアになったはず。
だから、ハイブリッドティモールこそがアラビカ種とロブスタ種が出会った最初の品種ということになる。

ロブスタは低品質で缶コーヒーやインスタントコーヒーの原料にしかならない、安くてまずいから価格を叩かれれ
たからロブスタをたっぷり配合してやったョ。
そんな、コーヒー業界の裏話に出るようにアラビカ種信仰はしっかりと定着してしまいました。

しかし、エスプレッソの母国イタリアやスペインではスパイシーな配合として今でも珍重されておりインパクトのある
味創りには欠かせないアイテムとなっています。

ですから我々ロースターもサードウエーブが進化するにつれ新たな味創りとしてロブスタの再検証が必要と考えます。

東ティモール戦乱の後、極貧の山の民を救った赤い実は先に侵略したオランダ人と後から侵略したインドネシア人の
落とした種が大地の地球の恵みに育まれて奇跡的に残ったハイブリッドティモール種。

この素晴らしい香味に秘められたロブスタのDNAこそが大地、地球からの贈り物のような気がします。

by coffeecolors | 2012-03-23 18:32 | コーヒー豆知識


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