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COFFEE COLORS ロースター&バリスタ

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2013年 06月 24日

第2巻  第1話フラットコーヒーファクトリー誕生まで

フラットホワイト  最近カフェの専門雑誌等で良く聞くようになったが
オーストラリアやニュージーランドのオセアニア地域で愛飲されるコーヒードリンクらしい

一見カフェラテと同じような感じだが、コーヒー感がやや強くミルクは少なめ
そのミルクフォームが究極にシルキーでベルベット、ヌルッとした粘りのようなものさえ感じる

そのフラットホワイトを日本に伝えようとNZからの輸入コーヒーとカフェ事業を始めたのが
今回の主役であるミッキー中澤こと中澤美貴氏とパートナーで若き経営者小松剛氏の二人である

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先ずはこの二人の出会いから紹介しよう

日本でも有名なアメリカシアトル発のコーヒーチェーンタリーズ ミッキーは第一号店を日本に
オープンさせた創業時の立役者であり共同経営者だった

彼が何故タリーズを離れることになったのかは、もうしばらくの間封印したい

ただ、その原因となった1つに当時のパートナーにはありミッキーに無かった英語での会話力
つまりグローバルな交渉力や正確な情報把握が出来ず翻弄された経緯がある

あの時、もう少し語学力さえあれば・・・

そんな思いから規定年齢の30歳を目の前に当時唯一ワーキングホリデーでの留学募集があった
ニュージーランドに渡ったミッキー

当時は語学力を身に付けたらアメリカに渡り、再度コーヒービジネスの最前線でリベンジしたい
そんな思いが強かったと言う

同時に日本の大学を卒業し更なる語学力とグローバリゼーションを身に付けるべく同じ学校に
留学した小松剛氏、その周りは未だ20代前半の社会人経験の無い若者が殆どだった

一方ミッキーは銀行マンとして金融の世界で経験を積み、輸入品の販売会社からカフェビジネスまで
パートナーと独立起業したが大きな挫折を抱えながら再起を目指していた

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学校内でも明らかに異質な存在だったが明るく大らかな性格から、すぐに若者達と打ち解けたという

ミッキーはNZで急成長のカフェチェーンにバリスタとして努めすぐにマネージャーまで昇格した

NZのコーヒーシーンは急成長期にあり成熟したカフェカルチャーが急速に広がりを見せていた
100件以上の自家焙煎ロースターが成長し淘汰され、質の高い商品とサービスが提供されていた

その頃には当初目指したアメリカのコーヒービジネスに対する疑問と言うかヘンな憧れでは無く
本物のコーヒーを探求したいという思いからミッキーは永住権を取得し不動産関連と飲食店を経営した

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剛氏はそんなミッキーの姿やコーヒーに対する思いに感化され人生のメンターとして彼を慕い10年間を
NZで友として過ごした

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コーヒーには全く興味が無く、最初はカフェに行ってもホットチョコドリンク位しか飲めなかったと言う


そんな剛氏が本物のコーヒーにのめり込み日本でNZコーヒー輸入販売会社、カフェビジネスの会社を起こし
更に私を訪ね自店ローストのできるコーヒーファクトリ事業を開始するまでの経緯と物語りをご紹介したい

正に「生みの苦しみ」壮絶とも思える過酷な環境下で明るく逞しく、今もうすぐ待ち焦がれたその第一歩を
踏み出そうとしている直前の彼らに微力ながらの支援とエールを送るために


PS この物語りは彼らから聞き、私は見た記憶だけを綴ったモノです
   事実と異なる事や私の思い違い、聞き違いも一部あると思いますが基本的にノンフィクションです


by coffeecolors | 2013-06-24 13:09 | コーヒーカラーズ物語


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