COFFEE COLORS ロースター&バリスタ

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2013年 06月 29日

第7話  日本版インディーズロースター

アメリカシアトルからポートランドに広がったコーヒーの新時代を牽引するのがインディーズ
彼らが創る第3の波サードウエーブは世界のコーヒーの概念を大きく変えて来た

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しかし日本ではかなり前から自家焙煎で産地や等級別のコーヒーをテイスターのごとく楽しむ
文化が芽生え独自の広がりを見せていた

現にアメリカのインディーズ達が注目したのは日本の単品1杯おとしの器具や抽出方法だった
お茶の文化の流れから派生した感性と相まって日本でガラパゴス化し進化続けたのだ

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「コーヒーの品質や香味をワインのように語る」
従来プロのカッパーが上澄みを吸い込んでは吐き捨てシートに書き込むスコアやコメント

その香味を探り自らの焙煎で表現する焙煎店主と難しい蘊蓄を傾けながら集うコーヒーマニア
私の目から見ればサードウエーブの素地は30年以上前から既に日本にあったような気がする

変わったのは生産地の情報や品質、香味の情報が透明、明確化したことだろう
同時に不公正貿易や環境破壊、不当労働の実態を目の当たりにすることで垣間見る危機感

良いコーヒーを来年も10年後も100年後も持続継続的に残し育てること
その為には関わる全ての人が公平公正WIN WINの関係を目指すべきである

そのような考えからサスティナビリティーという大きな傘の中に、原産地の農業文化から
消費地の嗜好文化までを包み込むことが必要である

具体的には生産者の生活を保障し豊かにするフェアートレードや自然環境保護に貢献する
各種認証コーヒーの普及等はスペシャルティーコーヒーの概念が生んだ大きな成果だと思う

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コーヒーの品質や香味がいくら優れていても、その魅力を正しく引き出す焙煎技術と鮮度管理
更に抽出提供するバリスタや飲食店スタッフがいなければカップでの表現は出来ない

豆を購入されたお客様でもご自宅や職場で適切に保管し挽きたて淹れたてで丁寧に扱わなければ
その魅力は半減してしまう

スペシャルティーコーヒーの概念である「種子からカップまで全ての工程でベストが尽くされた」
このベストとはそれぞれのレベルは違えど常に向上心をもって1つ上を目指す事が求められる

そんなストイックなまでにコーヒーに惚れこみ、より良いコーヒーを志向し組織や系列の影響下では
中々出来ないことを独立して求め続けるのが、私の考えるインディーズロースターだ

一口にロースターといっても、焙煎機、焙煎者、焙煎店、焙煎会社、焙煎企業全ての総称なのだが
単に焙煎機や焙煎する人はロースターで良いと思う

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では小規模な個人の個店の窯で自家消費と店頭豆売り程度なら マイクロロースター

大手メーカーや自社焙煎でコーヒーショップを展開する企業は メジャーロースター

その傘下系列に属し生豆の供給や指導を受けるのが マイナーロースター

何れにも属さず自身の判断で自由な買付けや焙煎加工、事業展開をする独立系の焙煎者が
私の考えるインディーズロースターである

貿易上の規制や市場規模等の事情で海外のインディーズとは規模も輸入買付け方法も全然違うが
環境や条件が違うだけでマインドは同じだと思う

ミッキーも剛氏も当初は私からの指導と生豆供給を望んだが、それでは何とか系列のマイナーロースター
と変わりないと伝え共にインディーズロースターとして歩むことを勧めた

彼らの魅力は広い世界に人脈を持ち語学で渡り合えるグローバリゼーションである

現にミッキーはハワイに国内コンテスト入賞農園の生豆供給ルートを繋ぎつつある

剛氏も経営者として将来的にカッピングやCOEセミナーに参加すればNZ仕込みの
コミュニケーション能力を活かす事が出来るだろう

その人脈や能力はパートナーとして支援し合う私どもコーヒーカラーズの大きな財産になる

だから最初からお互いが平等で対等な相互協力関係で東北発の日本版インディーズロースター
のネットワークを創ることを目的として生豆供給を断り同等の条件で直接取引できる環境を目指した


烏合の衆の集まりではなく  独立した狼集団  ロンリーウルフの道を進むことを



PS この物語りは彼らから聞き、私は見た記憶だけを綴ったモノです
   事実と異なる事や私の思い違い、聞き違いも一部あると思いますが基本的にノンフィクションです

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by coffeecolors | 2013-06-29 12:58 | コーヒーカラーズ物語


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